社長ブログ

・‘帳礼’と‘拾礼’

spirits_nichijyo弊社では普通‘朝礼’と書くところを‘帳礼’と書く様にしています。
これは毎朝朝礼時に‘帳’面を出してメモをしたくなる様な情報の共有を図って欲しいとの想いから考えました。

この業界にいると毎年いろんな新しい品種の切り花や鉢物が出てきます。一通りの花を知っているつもりでも気が抜けない程に出てきます。
という事は、この業界に入って一年目の人は早急に定番の商品に関して知識を身に付けなければならないと言う事になります。

花の知識を身に付けるという事は、品種名を覚えることは当然として、生産者、開くスピード、花保ち、香り、組合せなど色んな角度から知る必要があります。鉢物に関しては、その手入れ方法まで知る必要があります。

その上に季節の花々はどんどん変わっていきます。

これらを一気に覚えることは不可能で、毎日コツコツと目の前の生の花や鉢物を見ながらショップ内で情報を共有するのが近道です。

そういった意味から、‘帳’面を出して行う朝‘礼’を、‘帳礼’と書くようにしました。

また、通常‘終礼’と書くところを‘拾礼’と書く様にもしています。

これは毎日終礼時に様々な改善点を‘拾’い出して欲しいとの想いから考えました。

一日店にいれば何かしらより良い店作りのための改善点に気付くはずです。
ただ、特に小さな改善点などは時間が経つとなかなか思い出せないものです。
そこで毎日店が終わった時に、その日の改善点を拾い上げておく必要があります。

このちょっとした気付きを大切にしないで、毎日がルーティンの繰り返しになるといつの日かお客様に飽きられる店になってしまうと思います。

小さなことでも構わないので毎日改善点をコツコツと‘拾’い上げる終‘礼’を、‘拾礼’と書くようにしました。

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