・”5つのエリア” …出店戦略
私達は‘Living With Flowers Every Day’を理念に掲げており、一人でも多くの方々に花や緑に囲まれた心ゆたかな生活をお届けしたいと願っています。
その為には一店舗でも多く出店する必要があり、積極的な出店をしていきたいと常々考えています。
とは言え、当然の事ながら人的・物的にも資源は限られており、如何に効率の良い資源配分をしていくのか戦略を練らなければなりません。
そこで先ず外れていくのは、幸せなことに身近に花や緑があるエリアになります。
窓を開けると目の前に山や田畑が広がるような所は、我々の店がなくとも‘Living With Flowers Every Day’を実践していらっしゃる訳で、我々の出店戦略の優先順位からすると最下位になります。
次に外れていくのは、身近に花や緑が溢れている訳ではないが、人口が少なく出店場所が限られてくるような地方都市になります。
一店舗だけ出店するにも、店舗の内装業者さんに壁を塗る時の刷毛のタッチ具合やレンガの目地の埋め具合を的確に伝えたり、配送業者さんを選び出したり、市場での情報収集をしたりしなくてはならず、非常に効率が悪くなります。
逆に一旦そういった事をクリアして多店舗展開を始めると、ブランドの浸透が始まり、採用もしやすくなり、教育の効率も上がるといったメリットが出てきます。
その様な訳で、2、3店舗しか出店余地のないようなエリアも優先順位は低くなります。
ただ、リアルな店舗はなくともネット上では購入して頂ける今日この頃、オンラインショップの充実を図る事により、一人でも多くの方々に花や緑に囲まれた生活をして頂きたいと考えています。
逆に言えば、最終的に残るのは最低でも5店舗は出店余地のあるエリアになります。
長い目で言えば、10店舗は出店出来る必要があると考えています。
そのような観点から検討すると、当面は現在出店をしている札幌、東京近郊、大阪近郊、福岡に名古屋を加えた5つのエリアが出店エリアになってくると思われます。
また、ギフト以外の日常の花に関しては、わざわざ出かけなくとも身近な所で購入したい方の多さをこれまで目の当たりにしてきたので、‘Living With Flowers Every Day’を掲げる我々としては、それら出店エリアの中でも駅中や駅前、百貨店の食品フロアーなどが中心になってくると思います。
隣の駅で電車を降りてまで、わざわざ花を買いにいらっしゃる方は少ないことを考えると、各駅前なりにショップがあることが理想的で、5つのエリア内の駅の数を数えただけでも(東京都だけでも878の駅があるらしい)、200~300店舗の出店余地は十分にあると思われます。
それに百貨店等の数を加えると相当な出店余地が残されています。
ただ、そのような場所で店舗展開をしていくには、やはりお客様に信頼していただけるブランドである必要があり、今後もっともっと我々のブランドを磨き続ける必要があると肝に銘じている次第です。