・‘他店舗研修’… 会社内旅行?
皆さんが海外旅行をはじめ自分の環境を変えたくなるのは何故ですか?
それは、人間はみな本能的に自己を高めたい、視野を広めたい、見たことのないものを見てみたい、会ったことのない人の話を聞いてみたいというような欲望を持っているからではないのでしょうか?
我々の会社にはありがたいことにたくさんの店舗があります。
にもかかわらず、自分の店舗だけに留まっているのは、海外に出かけることもなく日本に留まっているのと同じで、非常にもったいないことだと思います。
そのような発想に基づき、数年前から他店に研修に潜り込む‘他店舗研修’というものを実施しています。
他店に入ることによって、自分の店の強みや弱みが分かって今後の改善ポイントが見えてきたり、自分のスキルやスピードを客観的に捉えることでモチベーションが上がったりします。
ただ、初めて海外旅行に行く時に非常に緊張するように、他店舗研修に行く時も、「自分で通用するかな?」、「スピードについていけるかな?」、「自分のサービスでお客様を満足させることは出来るかな?」などと心配になるものです。
しかし、海外旅行から帰ってくると常に「行って良かった!」と感じるように、他店舗研修に行ったパートナーからは異口同音に「勉強になりました!また違った店に行ってみます!」という声が聞かれます。
以前は1日だけの研修でしたが、1日だけだとせっかくその店に慣れてきたのにもったいないからと、最近札幌地区では2日間連続で行っています。
また、せっかく行くのであれば自分の店の強み弱みを浮き彫りにさせたいとの考えから、研修に行く前日に自店をチェックリストに基づいてチェックしたり、デジカメを持って行き、参考になる商品などあれば写真を撮ってきたり、サンプルを購入してきたりして、自分の店のパートナー全員で情報を共有している店もあります。
また、研修を受け入れる側も「客観的な目で何かしら改善点を指摘して欲しい。」ということで、独自のフォーマットでチェックしてもらっている店もあります。
このように、他店舗研修は行った本人は勿論のこと、自分の店、相手の店、全体に好影響を及ぼすことが多いので、今後ともちょっとした勇気を振り絞ってドンドン参加して欲しいと思います。
普段は店長達よりも新しいパートナー達の方が頻繁に参加しているようですが、店長は他店の‘帳礼’や‘拾礼’、‘ショップミーティング’などの仕組みを学びに行くつもりで自ら積極的に参加して欲しいと思います。